ズッカを持つシチュエーション

ほんの少し前まで、「時計好き」といえば、内部の機構やさまざまな表示機能に大きな関心を寄せる一部の専門家やマニアたちだった。
しかし、このところの時計ブームは、その裾野をこれまであまり時計に関心のなかった人々にまで広げた。
その過程で、時計は「生活道具」からますます「男の嗜好品」へと姿を変えていったのだ。好きだからこそ、自分が満足できる時計、そのシュチュエーションにあった時計が欲しくなる。
だれもが正確な時間を求めるようになったというのと事情は少々異なり、時計は、時刻を知るための道具ではなく、嗜好品的要素の強い道具となってきたのだ。

野菜は、畑(自然)で作られる。服は、屋内で作られる野菜のようなもの。人間に必要なもの、おいしい服をいつも作りたい。デザイナー小野塚氏が提唱する洋服へのこだわりは、男女を問わず自分らしさを表現できるユニセックスなデザインに表れている。
96年の時計発売以来、絶大な人気を誇る「カバン ド ズッカ」のウォッチシリーズは、従来の時計への固定観念を打ち破り、アクセサリーや「お守り」感覚の時計を発表している。
近々では<CABANE de ZUCCa WATCH(カバン ド ズッカ ウオッチ)>シリーズから、 心を和ませてくれる和菓子がテーマのシリーズ「kanro(かんろ)」が登場させている。
今回の新作は、みずみずしく、つややかな羊かんがモチーフで、ぽっこりとした厚みのケースとバンドが特徴となっているとしている。甘くて美味しいものを口にしたときに広がるしあわせな気分を与えるこのシリーズのシュチュエーションとはいかなるものだろうか。


羊かんって!! +1 !

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